NEWS 新着情報

新着情報

導入事例「日本新薬株式会社」様を公開しました

  • 公開
  • 2015.03.30

「日本新薬」様導入事例

日本新薬様 外観日本新薬株式会社 様

  • ・本社所在地  京都市南区吉祥院西ノ庄門口町14
  • ・従業員数 1,899名 (平成26年3月末現在)
  • ・事業内容 医薬品・機能食品の製造及び販売
  • ・ホームページ
  • http://www.nippon-shinyaku.co.jp/

shinyaku_tantou1919年(大正8年)、京都で創立し、研究開発型の製薬企業として、ヘルスケア分野で「存在意義のある会社」を目指す。
独自性を追求し、希少・難治疾患にも積極的に取り組む。グローバル展開も行う同社は、全国のMR(医薬情報担当者)に対するスキルアップ教育を目的に、クラウド型eラーニングサービスを導入しました。

導入の狙い

重点領域の専門知識の習得により、社内認定試験制度の合格率アップ

【 背景1:重点領域のスキルアップと社内認定試験制度 】
西川氏

当社では、よりレベルの高いMRの育成を図るために重点領域の中でも、特に専門知識が必要である肺動脈性肺高血圧症(PAH)と血液がんを対象に、社内認定試験制度を導入しました。
これらの領域で、MRディテールの質を向上させるにはどうしたらいいかと考えた時、多忙なMRが、いつでも繰り返し学習可能な環境を提供したいという観点から検討を行いました。
MRにはモバイルPCとiPhoneが貸与されており、モバイル環境でも学習可能な環境を用意することで、隙間時間を有効活用して学習すること。短期的な学習ではなく、長期的に反復学習できるシステムの検討を進めた結果、recipe.learning(リサイプラーニング)のサービスの導入に至りました。
対象はMR約650名に加え、スタッフ部門も含めた約900名。MRのみならず、製品に関わる営業部門全員が知識を習得するべきだと考え、全員が学習し、社内認定試験を受験しています。

【 背景2:統一した研修内容をダイレクトに現場MRへ】

現在、現場でMRの知識向上の研修を担当しているのはエリアに配置されている学術担当で(※学術とは、高度な学術知識を持ってMRの研修・営業サポートをする部隊)学術担当者を本社に集めて研修をしています。
その後、学術担当が本社研修で学んだ事をエリアでMRに研修をするというスタイルでMRの知識向上を図っています。
高度な知識がある学術担当者が研修するため、大きな格差は生じませんが、研修内容は同じでも、ポイントとするべき点などが微妙に講師により異なる点は課題でした。これを少しでも補完し、全MRにポイントを外すことなく、統一性のある内容で専門知識を習得させたいとの思いからrecipe.learning(リサイプラーニング)のeラーニングを導入しました。

選定要件と採用理由

いつでも・どこでも・何度でもの学習環境と制作ツールの良さ

桂氏

選定に際しては、主に以下の要件を重視しました。

  • ○ iPhoneで学習できる環境
  • ○ 問題の作成、修正、追加が容易である
  • ○ 低コストである
  • ○ いつでもどこでも学習可能
  • ○ 繰り返し、反復学習に適している

決定に至ったのは、iPhoneでの学習はもちろん、イントラネット環境、 自宅など場所・時間・デバイスを問わず学習が可能であった点。また、問題(教材コンテンツ)作成が容易で完全に内製化できた点、動画コンテンツ作成にも適していて、コンテンツの二次利用も可能だった点がポイントになりました。
当時、3社を比較した結果、教材コンテンツの作成において、他社はオンライン環境で作成するのに対し、recipe.learningは別の専用ツールを使ってオフライン環境で作成ができました。 大量のテスト問題をオンライン環境で作成しながらLMSに流し込んでいくと、多くの時間が必要であり、トラブルの原因にもなるため、これは大きなメリットでした。
他の機能面では、反復学習の機能も優れていました。 他社は、受講したか?100点を取れたか?というような単発的で一般的なeラーニングのスタイルになっているものが多く、当社が考えていた反復的に何度もドリルのように学習し、前回の結果、今回の結果、前回よりどうだったかを確認しながら反復学習ができるrecipe.learningは最もマッチしていました。
また、コスト面でも他社が年間固定契約であったのに対し、月別に契約数の変動ができる低コストな料金メニューであったこと。これに加えてサポート体制も充実していたことも採用の大きな要因でした。

導入プロセス

600問の問題コンテンツを分担作業でスムーズに作成

csv取り込み

社内認定試験対策として、eラーニングの問題作成を営業本部の製品情報部と医薬企画部が協力して行い、営業管理部では教材のコンテンツ化とeラーニングへの仕上げを行いました。

教材コンテンツ作成は大変なイメージがあり、特に600問という大量の問題作成するため、多数の人に分担して問題作成を依頼して集約するという流れは避けられなく、集約作業と仕上げにとても不安がありました。しかし、作成してもらったEXCELベースの問題を専用ツールに取り込んで微調整を加える程度でコンテンツ化できたのでとても簡単に作業ができました。

導入効果

反復学習が容易で勉強の効率&合格率も大幅にアップ

2領域の社内認定試験用の学習問題を各領域ごとに300問、計600問をクイズ形式で用意したところ、支店長・営業所長を含めたMR約650名中、630名が受講、その中でも多くのMRが全ての問題を学習している事が分かりました。eラーニングはあくまで認定試験をサポートする環境として用意したもので、受講を義務化していない中で、これだけの人が受講しました。
これは、 recipe.learningのシステムが使いやすく、 反復学習が容易であったことによるものだと思っています。結果として、全問を10回以上反復学習しているMRも見られました。

運用イメージ

2013年8月から、このようにeラーニングによる自己学習の環境を整えた結果、受講率が向上、社内認定試験の合格率も大幅に向上しました。これはディテールの質向上にも大きく貢献していると考えています。

まとめ

今後の展開・期待

新たな重点領域、MR向けコンプライアンス教育など用途を拡大

導入当初は肺動脈性肺高血圧症(PAH)、血液がんの2領域を主目的に使ってきましたが、現在は泌尿器科領域を加えた3領域に学習 範囲を広げました。 当社では第五次5ヵ年中期経営計画にて、新たにこの3領域を重点領域としています。泌尿器科領域でもeラーニングを開始し、社内認定試験もこの3領域で実施し、更に用途を拡大しました。 今後はMR活動ガイドラインやコンプライアンス教育にも活用していくことも考えており、他にも社内認定試験以外のMR向け継続研修や新人研修等にも用途を拡大することを検討しています。

information

日本新薬様 CSR活動ご紹介

kodomobungaku2

「日本新薬こども文学賞」は未来を担うこどもたちの“ゆめ”を彩り、健やかなこころ”の成長への貢献を目的として、創立90周年を記念し創設したものです。 

物語と絵画の2部門で広く作品を募集し、両部門の最優秀作品で絵本を3万部

制作、全国に配布してます。

kodomobokin

さらに、「きらきら未来こども募金」を創設し、社員に募金を呼びかけ世界のどもにワクチンを日本委員会を通じて、途上国の子どもたちを感染症から守る活動を支援しています。

また、募金にご協力をいただいた一般の方には、日本新薬こども文学賞で制作した絵本をお届けしております

egaoart

20133月、イラストレーターの黒田征太郎氏をリーダーに日本各地を訪問し、地域の人々が力を寄せ合って病院や介護施設などの壁に絵を描く「日本新薬×黒田征太郎 笑顔のアートプロジェクト」全国キャラバンを開始しました。

 

日本新薬様 お役立ち健康情報サイト
oyakudachi_arukoru oyakudachi_seiri
oyakudachi_ed oyakudachi_ohana